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これってどんな反物よ? 黄色の紬(2)
前回に引き続き反物の見方の話、私の持っている黄色の紬の反物をどう見るか?

私「機械じゃなくて手織りってのは、どこを見ればわかるんですか?」
たこQ氏「ポイントはいくつかあるんだけどね、この織り出しのところがふさふさになっている……手織りのものっていうのは、こういう状態になっていることが多い。」
おお、そうなのか?
たこQ氏「これをよく見ると、横糸は真綿をほぐした紬糸で、縦糸はふつうの生糸ってことがわかるよね。」
確かに、
ヨコ糸→ふさふさとした紬糸、何本か集合になって、真綿だったころの様子が伺える。織り始めにハタの調子を安定させるために、太い糸で織った後なのだと考えられる。

タテ糸→こっちはふつうの絹糸。つやつやしてきれいな縦糸。機械織りのものは、これがぷっつり裁断されたようになっていることが多いらしい。


20070618232259.jpg
たこQ氏「それから反物の耳を見ると、耳に赤い色が入っているの。(→)これは絣のシルシ。」
20070619222436.jpg

ほう、この「赤い耳」って、昔から不思議だったのですよ。確か幸田文の小説でも、主人公が反物の「赤い耳」を不思議に思うくだりがあったと思います。友人たこQ氏にによると、この赤い耳は織るときの目印になるものだとか。(糸を染めるときにつける印なのか、それとも織る時につける印なのかはちょっとわからないそうです。ご存知の方がいらしたら教えてください。)
「へえ~、反物のはじを見るだけでいろんなことがわかるもんですねえ」
と感心する私に、たこQ氏がこう言いました。
「でもね、これはそれほど手の込んだ織り方ってわけじゃないのよ。それが判断できるのはね……」

……というわけで、「反物の見方」次回に続く 。

(6月21日 たこQ氏の訂正を受けて、数カ所訂正いたしました。この記事はは友人の談話に基づいていますが、私の理解のうえまとめていますので、文責はきーろんです。読者の方で、誤りなどに気づいた方はコメントでご指摘いただければ幸いです」。確認のうえ訂正いたします。



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COMMENTS
こんにちは!
きーろんさん、こっちにもやってきましたよ。
これ、いいブログですねえ。
ふむ。ふむ。なるほど。
読みながら、ひとりごと言ってます。
楽しみにしてます~
2007/06/20 11:02  | URL | 月子 #-[ 編集/削除]
月子さま
わあい! 遠路はるばるお越しいただき、ありがとうございます。
友人のレクチャーを受けながら思ったのですが、現物を見ながらとそうでないのとでは、理解力がまるでちが~う! 
おいうわけで、ここではあえて難しい話にも踏み込んでいきたいと思っています。
楽しみにしていてください。
2007/06/20 23:17  | URL | きーろん #t50BOgd.[ 編集/削除]
はじめまして
早速ふむふむと読ませていただきました。
続きがかなり気になります。
2007/06/21 21:18  | URL | hanako_hanako #1yB7PyZM[ 編集/削除]
訂正
手織りであるシルシは③というより、①と②の状態です。
①はタテ糸を織機から外す時に出来るもので機械織のものはプッツリ裁断されている状態になっていることが多いようです。
②は織り始めに太い糸で機の調子を安定させるため。
みたいです。(個人メールで送った情報を参照してね。)
③は気になって色々調べたのですが、どうもはっきりした答えを得ることが出来ませんでした。絣を織る時、または染める時のシルシには間違いないと思うのですが・・・・。
はっきりしない情報を伝えてしまい、申し訳ありません。
引き続き、調べてみます。
2007/06/21 22:43  | URL | たこQ #-[ 編集/削除]
hanako_hanako さま
ようこそお越しいただきました。
がんばって学習しながら書いていきますので、どうぞよろしくお願いします。
2007/06/22 00:11  | URL | きーろん #t50BOgd.[ 編集/削除]
たこQさま
なるほど!
私の理解不足で失礼いたしました。
本日付けで修正しましたので。
メールでいただいた参考 HP,すごい量ですね。(さすが!)
なかなか目当ての情報が見つけられなかったのですが、がんばって読んでいきます。今後ともご指導よろしくお願いします。
2007/06/22 00:14  | URL | きーろん #t50BOgd.[ 編集/削除]
端の印
こんにちは、初めまして。お悩みのようなので、飛び入りです。
③の赤色について。織る時の目印は、染める時(絣模様を付ける時)に付けます。
糸染めで絣模様を作る場合、糸染めの段階で模様は決まり、当然、絣合わせの印も合わせて付けておくことになります。織る際に緯糸を入れる手加減で模様が崩れていかないように、糸を折り返す位置(反物の端)を示すものです。ただ、端がわかればいいわけですから、必ずしも赤い印とも限らないわけで。耳が白い場合なんかもありますね。
機械織りとの見分けの目安として考えたことはなかったですが、機械は一定に織れ一越(緯糸一入れ=一段のこと)ずつ印を目で確かめて加減するわけではないから目印は不要→無い、ということでしょうか。

すぐには腑に落ちないかもしれませんが、絣を作る作業がわかってみれば簡単なのです。①と②辺りに関しては、手織り手芸の本を本屋や図書館でご覧になるとよいのではないかと思います。たいていの紬は平織りで技法としてはいたって単純、入門手芸書で扱われる平織りと同じで、ただ着尺は糸が細くて長く織るというだけですから。織り出しの太い糸の役割なども分かってくるのではないでしょうか。そこから進んでいくと、絣技法もわかりやすいかもしれません。

薀蓄は着物は遠ざけもしますけれど、好奇心は楽しみを倍増させますよね^^
2007/07/01 02:08  | URL | 西湖 #Jdm4bA4c[ 編集/削除]
西湖さま
おおお、よくわかりました。こんなコメントを待っていたのです!
赤耳については、私が「こういうものではないか?」と推測したものとほぼ一致したので、腑に落ちないということはなく、素直に納得できました。
織り出しの太い糸については、まだよく感覚として呑み込めず、今度、手織りの本を見て、理解するようにします。

「難しいこと考えると、着物が楽しくなる」という考えもあるようですが、
やはり好きなものについてはいろいろ知りたくなりますよね。
そのうち、そのあたり「なぜ知りたいのか?」についても
まとめていきたいと思っています。
ありがとうございました。
2007/07/03 00:10  | URL | きーろん #t50BOgd.[ 編集/削除]
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